事業協同組合経営高度化センターの実績・特長
設立の趣旨
経営高度化センターの前身は、美味で有名なキャベツ等を生産している岩手県の農家へ、アジアの国々から農業経験のある若者を募り、その橋渡しを行って来た小さな組合でした。
そうした需要が南の九州地方でも大きいことと、アジアの発展途上国にはまだまだ日本の円熟した生産技術を学びたいと思っている若者が多数いるという背景をもとに、新たに福岡事業所を加え、この組合は設立されました。
官主導で始まったこの制度(技能実習制度)は、様々な要因を背景にして広がってきました。今や若い外国人労働者の姿を見かけない田園風景を探す方が難 しくなっているほどです。しかし、彼らの存在が単に労働力の補充のみに終わらず、職場や産業の活性化、及び母国の地場産業の発展への貢献にもつながってい ることは、報道のされ方が一面的なことにも関係し、外からはあまり知られていません。「国際貢献」というと雲を掴むような響きがありますが、正確には地域 貢献です。どちらの国の地域にも貢献しているという意味です。
地域の将来を背負った人材の確保と、経営に関した総合的な情報提供により、この国の生産現場を活性化し、将来の変化に十分に対応ができるようお手伝いをすること。それが弊組合のミッションです。