OKS国際事業協同組合の実績・特長
日本語ができる実習生
建設業の場合、日本語の学習は安全面においても重要です。OKSでは、組合、学院の日本語講師陣が全面的にサポートしています。
日本入国前の約6か月間の日本語学習は、候補者の送出機関、提携する日本語学校で実施します。 その間に、日本のOKS組合の併設校「関西中部国際学院」の日本語講師陣が渡越して教育をしたり、日本から日本語スカイプレッスンを実施したりします。
OKSのベトナム現地法人のスタッフは月次学習到達確認テストを実施し、日本語学習進捗確認をします。 1カ月毎の確認テストを実施して、未到達者の進路相談、も実施します。入国までの間は、常に継続的な日本語学習指導を行い、 日本語習熟未到達者は延長補講を実施し、確実に日本語力を向上させています。
入国前から日本人との会話練習を積み、入国時点で、日本語能力試験レベルは、実習生はN4以上、 技術者はN3以上(N2)にしています。
技能実習中は、日本語能力検定を積極的に受験させています。検定内容や日々の業務において分からないことや不安なことがあれば、組合の通訳が遠隔にて対応しています。 休日や平日夜間は、日本語スカイプレッスンを継続的に実施して、実習満了である3年後には、実習生はN2、技術者はN1になる様にします。
OKSでは、入国前の日本語学習管理、入国後の継続的な日本語指導等、建設現場で通用する国際人材となるよう、日本語力を上げています。
建設関係資格がある
【 安全衛生教育 】
日本の建設現場で作業する時、必ず安全衛生教育(特別教育・技能講習)を実施する必要があり、OKS組合の併設校 関中建設技術センター で、必要な建設資格が取得できます。
入国後から配属までの間に併設のセンターで受講させることが可能で、会社配属後でも受講できるよう、同センターでは宿泊施設を完備しています。
同センターでは、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転、玉掛、 アーク溶接、ガス溶接、高所作業、足場設置、クレーン作業、刈払い機 等、各種建設免許が取得できます。
外国人用の安全衛生教育機関が日本にはほとんどなく北海道、九州など遠方からの利用者もあり、 外国人、日本人問わず受講していただけます。
【 施行管理技士資格取得 】
施工管理技士の受験資格である実務経験年数と学歴専攻要件が整い、日本語能力試験レベルがN2、N1になると、日本の建設国家資格が受験可能になります。
日本での施工管理技士の不足は危急のこと。
外国人の技術者、特定技能者、技能実習生も要件が整えば受験可能で資格取得できます。
OKSでは、建設系の大卒者に対して、施工管理技士の資格取得学習の管理を行っています。 2022年10月に設立予定のATOM国際建設学院で、日本全国の建設系で現場施工管理を目指す外国人が施工管理技士資格を取得できる様に取り組んでいます。
運転免許がある実習生
運転免許がある実習生
建設現場において、また、現場までの移動等で、自動車の運転は不可欠です。
そこで、OKSの受け入れ会社は、母国(ベトナム)で実習生に免許を取得させ、入国後に日本の免許への切替試験を受けさせています。
OKS組合は、運転教本の独自翻訳本整備、免許取得学習支援、実技試験訓練、切替試験同行サポートを実施しています。
切り替え試験同行は、会社様のご協力が必要です。 また、ベトナムでの免許取得費用、日本での切替試験費用等は受入会社様のご負担です。
実際に、運転免許を切替して、建設現場で、また私生活で、自動車運転をしている者も多数います。 最初は普通自動車免許、準中型免許、中型免許と切替え、現場で活躍しております。
ベトナムで免許を取得させ、日本の交通環境に慣れさせてから(入国から約半年後に) 切替試験を受験することを推奨いたします。
運転適性も、入国後の仕事、生活態度等を見て、運転をさせても問題がないか否かある程度、判断してから切替試験を実施するようにしています。
OKSでは、技能実習の3年から5年間、その後、特定技能1号の在留資格で5年、特定技能2号で、永年、日本での勤務も想定して、日本で、日本人社員さんと同様に自動車免許を取得して運転できることが重要であると考え運転免許の切替取得を推奨、支援しております。
よい人材を現地で独自募集・事前選抜−ベトナム現地法人
建設職種は、他産業職種に比べ人材募集に苦慮し、入国後も定着が容易ではありませ ん。
屋根のある屋内作業や製造業の工場内作業で、勤務場所までの移動時間も短く、残業の多い職種を希望する者が多いのが現状です。
そこで、ATOM機構、OKS組合のベトナム現地法人(ATOM VIETNAM)をつくりました。
ベトナムの実習生送出機関からの人材だけなく、建設系大学、短大、専門学校、職業訓練校、建設会社からATOM VIETNAMが独自に建設作業に適正のある者、建設に情熱のある者を直接集めています。
そして、ATOM VIETNAMで事前に会社内容を説明して事前面接を実施し、職歴、技能、適性、希望等を考慮して最適な会社の面接参加割り振りをしております。
実習希望者へは詳細な作業内容の説明を実施し、受入希望会社へは建設業用の給料待遇指針を打ち出しています。
このような取り組みから、建設業の作業に適正のある人材を建設業の組合員様にご提案し、受入れて頂いて、各現場で好評を頂いております。
また、OKSのベトナム現地法人では、日本のOKSの管理部と連動して、ベトナムでの家庭訪問、家族調査等も実施して、日本での実習生の問題を、即時に実習生家族に連絡し、家庭訪問して即時の問題解決をしております。
実習生事業において、家族の協力が特に重要です。その実習生のご家族との連携連 絡を取り信頼関係を構築しているのもOKSの強みです。
入国法定講習を受講可能な学院−関西中部国際学院
際人材(実習生)は、日本に入国すると即時に会社で仕事をすることができます。
ただし、入国後1カ月は入国講習を必ず受講しなければならないと入国在留管理庁(入管)の法律で定められています。
日本語のおさらい、日本の生活習慣学習、警察講習・消防訓練、入管法・労働法学習等を、通常は監理団体(組合)単位で実施しますが、
OKSでは入国法定講習学校 関西中部国際学院 をつくり、OKSのみならず他の約70組合の教育指導も実施しています。
併設の施設で学習することで、組合スタッフとの交流もあり、安心して日本語学習に専念することができます。
また、OKS独自で建設用語や配属企業の教育も行っており、より効率的に学習することができる体制を整えています。
学院では日本語講師陣、各国の通訳陣が入国講習を担当しています。 実習生だけでなく、特定技能者、技術者の入国講習コースも用意しています。
学院の講師陣が、講習後、会社に配属後の実習中も継続的に実習生の日本語指導を 実施していることもOKSの強みです。